ロータリーエンジンにターボチャージャーを搭載その2
OS製カー用4サイクルエンジン
FS−26S−Cにターボチャージャー搭載
以前、ロータリーエンジンにターボチャージャーを搭載し効果を確認しましたが
エンジン保護等、安全面を考慮した結果、タービンとコンプレッサーの大きさが、小さく
十分な効果を引き出すことができませんでした。
そこで、もう少し効果が期待できそうなOS製カー用4サイクルエンジン
FS−26S−Cにターボチャージャーを搭載し、ターボの効果を確認することになりま
した。
今回も製作に精度が必要なため、ベルテックに協力を依頼し製作を進めました。
製作期間約3カ月、今年2月に製作が完了しました。
エンジン後方に搭載されたターボチャージャー排気の部分後方キャップを外すと直径
1cm程度のタービンが見えます。
このタービンに軽くエアーを吹き付けるとかなりの
スピードで回転し始めることが確認できました。
タービンの反対側には、遠心式の
コンプレッサーが配置され、キャブの取付穴のから見えるインペラーはまるで
ジェットエンジンのような凄味が感じとれました。
いよいよCarに搭載し、無負荷状態で特性を確認することになりました。
特性が不明なため、最初のニードル調整は甘く設定。
エンジンを始動させ回転を上げて
いくとタービンの回転音(実車同様のシューンという音)が聞こえてきました。
いい感じです。ところがニードルの調整が甘いためか、高回転域の回転が思うように
上がっていきません。
そこで少しニードルを絞ることにしました。
再度、スロットルを開けていき、中速程度でスロットル操作を止めていると僅かですが
勝手に回転が上がり、2速に切り替わる様子が確認できました。これがターボの効果?
次に、実際に走行させエンジンに負荷をかけてみることにしました。
残念ながら現時点では、無負荷状態で僅かな効果であったことから、ターボの効果を
確認することはできておりません。
出力は向上しているのかもしれないが、見た目で
効果が確認できない状態(ターボなしエンジン搭載機との比較走行の結果)
また、夏場と冬場では酸素量も違うので、今後、冬の走行でどのような差が出るのか確認
していきたい。
ニードル調整も微妙なのでうまく調整すると効果が大きくなる可能性も
あるため時間をかけて確認していきたい。
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